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片山一丁目にある歴史民俗資料館は野火止二丁目に移転し、保健センターとの複合施設として令和5年(2023)4月1日リニューアルいたしました。ここでは、開館前のカウントダウン事業として順次紹介していた準備の様子を、当時のまま記録しております。
いよいよ、れきしてらすの開館日が迫り、展示準備も大詰めです。4月1日(土曜日)は午前9時から展示室を見学できますので、ぜひ足をお運びください。
なお、同日、保健センターは休館日となります。
れきしてらすで新たに配備された機器に、デジタルサイネージがあります。タッチパネル式で、展示には収まりきれない情報が詰まっています。サイネージを触りすぎて、展示を見忘れないようにご注意ください。
れきしてらすに新たに設置された設備に、重要展示ケースがあります。四隅にスポット照明が付き、時機に合わせた「目玉商品」がみなさまをお迎えします。ここに最初に入るものは何か、ぜひ確かめに来てください。
これまでは展示室を中心に紹介しておりましたが、れきしてらすには研修室もあります。普段は閉まっていますが、ここでは歴史講座や体験講座を開いたり、簡単なパネル展示を開催していく予定です。
れきしてらすに設けられた、新しい展示室の入口です。白と木目を基調とした明るい展示室になっています。展示品はこれから並べていきます。
新座市の歴史を語る上で、外せないのが埼玉県指定史跡・野火止用水です。江戸時代に開削されましたが、明治4年(1872)に描かれた野火止用水古絵図もまた、市指定有形文化財です。この貴重な絵図をより良い状態で後世に伝えていくため、複製品を作成し、展示することといたしました。
収蔵品の中には、虫やカビによって傷んでしまうものがあります。そのため、建設中や引越中に持ち込まれた可能性のある虫や菌を除去するため、施設や資料の燻蒸(くんじょう)を行いました。
現在の歴史民俗資料館にある収蔵品を、新施設・れきしてらすに運搬し、展示の準備をしています。貴重な資料の輸送には、専門業者にも協力していただきました。
新たな展示室の中には、鎌倉時代から南北朝時代の板石塔婆(板碑)も展示する予定です。
板石塔婆は地面に差す際に礎石で支えたものがありますが、今回、展示用に礎石の模造品を作っています。
展示をご覧になる際は、本物と見間違えるほどの礎石も探してみてください。
(写真は左から順に、鋳型、原型、模造品、本物の礎石)
建物の構造は完成しており、内装の仕上げや展示室の準備を進めています。
外壁の一部には、雑木林をイメージした緑色をアクセントカラー(強調色)に用いています。