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火山灰対策
埼玉県には火山がありませんが、富士山や浅間山などの活火山が噴火すると、数百キロメートル離れた場所でも火山灰が降ってくることがあります。
このページでは、火山灰に関することについてお知らせします。
火山灰とは
火山が噴火した時に発生する直径が2ミリメートル未満の破片の総称です。
火山灰が降ることによる影響
交通 | ・視界不良により航空機や鉄道、自動車の運行に支障が生じる ・航空機などのエンジンが火山灰を吸い込み故障する ・鉄道のレールに堆積した火山灰のために車輪やレールが導電不良となって信号や踏切が障害を起こす ・道路に堆積した火山灰のために自動車がスリップする ・火山灰の粒子により車のフロントガラスなどが損傷する |
ライフライン | ・火山灰の重みで電線が切れたり、雨を含み漏電を起こして送電設備が故障したりして、停電が起きる ・浄水・配水など水道施設への降灰のため給水などに支障が生じる |
商工業 | ・商品の上に火山灰が積もる ・内部に火山灰が侵入することでコンピュータや精密機器が故障する ・交通機関のマヒや農作物への影響により商品供給に支障が出る ・停電や給水停止などにより、商工業活動の全般に支障が出る |
農林水産業 | ・露地栽培の作物に火山灰や小さな噴石が積もり、商品価値を損なう ・日照の減少などにより農作物が生育不良になる ・火山灰の重みでビニールハウスが損傷する |
自然環境 | ・川などへの降灰により水質が悪化して、水中生物等が死ぬ ・海中への降灰により、サンゴなどの底生・付着性生物が死ぬ |
健康 | ・目、鼻、のど、気管支に異常が起きる ・ぜん息の症状の悪化や呼吸器疾患が発生する |
生活 | ・堆積した灰の重みで屋根が崩れる ・小さな噴石によりスレート屋根や太陽電池パネルなどが破損する |
(出典:政府広報オンライン「火山灰が降る地域と量を迅速に予報する「降灰予報」」)
火山灰が降ってきたら
・不要不急の外出は控えましょう。
・やむを得ず外出する時は、マスクやゴーグルの着用や傘を使用し、ハンカチなどで口元を覆う等、目やのどを保護しましょう。
・自動車を運転する時は、ライトの点灯やワイパーを使用して視界を確保しましょう。また、路面が滑りやすくなるため、スリップに注意しましょう。
・家の中に火山灰が入らないように窓を閉めましょう。
・洗濯物を外に干さないようにしましょう。
日頃からやっておくこと
火山灰が降り、道路に堆積することで、物流に支障を来すことが想定されます。火山灰に限らず、様々な災害に備えるため、自宅に食料や水、生活必需品などを日頃から備蓄しておきましょう。
噴火・火山灰についての情報
気象庁 噴火警報・噴火速報(外部サイト)
埼玉県 火山灰対策(外部サイト)
火山灰が降る地域と量を迅速に予報する「降灰予報」(外部サイト)