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災害時の給水体制について
災害時における給水について
災害時は広範囲にわたる配水管の破損や停電の発生によって、断水が発生する可能性があります。
市では災害時の応急給水体制として、罹災者や断水が発生している世帯及び緊急を要する医療機関等を対象に以下のとおり目標給水量を定め、非常用浄水装置の備蓄や供給可能な飲料水を適切に運搬・給水できるように給水車、給水タンクなどの応急給水資器材の整備を進めています。
また、不測の事態に備えて、個人備蓄を推進するとともに個人や事業所が所有する井戸を災害用指定井戸として活用し、生活用水の確保を図っています。
災害発生からの期間 | 目標水量 | 水量の根拠 | 想定 |
---|---|---|---|
災害発生から3日 | 3リットル/人・日 | 生命維持に最低必要な水量 |
3リットル/人・日×13,000人・日 =39,000リットル |
4日から10日 | 20リットル/人・日 | 炊事、洗面、トイレなど最低生活水準を維持するために必要な水量 |
20リットル/人・日×11,000人・日 =220,000リットル |
11日から15日 | 100リットル/人・日 | 通常の生活で不便であるが、生活可能な必要水量 |
100リットル/人・日×6,200人・日 =620,000リットル |
16日から21日 | 250リットル/人・日 | ほぼ通常の生活に必要な水量 |
250リットル/人・日×3,100人・日 =775,000リットル |
※埼玉県地震被害想定調査における東京湾北部地震での断水人口(1日後で約13,000人)をもとに推定
飲料水の備蓄について
自らの安全は自らで守るという考えから、食料と同様に最低3日間分は備蓄しましょう。
(可能であれば、1週間分の備蓄が望ましいです。)
また、避難場所については、基本的に受水槽が設置されているため、直ちに飲料水が不足することは考えにくいですが、設備の損傷や帰宅困難者等の対応も含めた緊急対応分として、飲料水の公的備蓄を行っています。
※一人当たり500mlペットボトル1本として、12,500本備蓄しています。
災害用指定井戸について
災害用指定井戸とは地震等の災害時に広域的な水道の断水が発生した場合、上水道が復旧するまでの間、あらかじめ市で指定した個人・事業所所有の井戸の水をトイレ・洗濯・掃除等の生活用水として地域住民に提供する制度です。大規模な地震等の災害が発生した際には本制度に基づいて、地域住民の方が直接、災害用指定井戸の水を生活用水として利用することが可能です。
災害用指定井戸である旨は地域防災計画や防災マップ・ハンドブック等に掲載するとともに当該井戸の周辺に案内看板を設置しております。
また、当該井戸水については、隔年で飲用井戸等衛生策要領に基づく生活用水用の水質検査(有害物質11項目)を実施しておりますが、生活用水としての使用が可能かを判断する水質検査であり、飲用はできませんのでご注意ください。
※なお、災害時に停電等が発生し、汲上用ポンプが使用できない場合や井戸水が枯渇した場合には利用できませんので、ご注意ください。
【案内看板】
【防災マップ】
マップ内の各ブロック名をクリックすると防災地図が表示されます。(PDF形式)
青丸に「井」が災害用指定井戸を表します。
- 第1ブロック(畑中、馬場)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・535KB)
- 第2ブロック(堀ノ内、片山、道場、池田、栄、新塚)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・557KB)
- 第3ブロック(石神、野寺、栗原)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・555KB)
- 第4ブロック(本多、西堀、新堀)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・508KB)
- 第5ブロック(菅沢、あたご、野火止一~四)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・509KB)
- 第6ブロック(中野、新座、大和田)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・538KB)
- 第7ブロック(東北、北野、東)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・563KB)
- 第8ブロック(野火止五~八)地図 (別ウィンドウ・PDFファイル・570KB)
災害用指定井戸一覧 (令和5年6月13日現在) (別ウィンドウ・PDFファイル・43KB)
ご自身で所有している井戸を災害用指定井戸としてご協力いただける場合は、危機管理室までご相談ください。