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にいざ見聞録(第15回 歴史をはぐくむ柳瀬川)
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新座市の北西部境を流れる柳瀬川は、狭山丘陵内の狭山湖地下に水源を持ち、空堀川(からほりがわ)や東川(あずまがわ)などと合流しながら、志木市で新河岸川に注ぐ全長約20キロメートルの一級河川です。
この柳瀬川の流れはその昔から、新座の歴史と深くかかわりあってきました。柳瀬川の肥沃(ひよく)な沖積低地は大和田をはぐくみ、古くは縄文時代から人々が生活した痕跡(こんせき)が認められます。流域には約40か所の遺跡が散見されますが、これらは、柳瀬川の恵まれた自然と古代人がいかにかかわり、生活していたかを物語っています。
柳瀬川の名の由来については、「やなせ」は魚を取る簗(やな)のある瀬の意であるとか、古くは中世からの地名「柳瀬庄(やなせのしょう)」からであるとか、諸説がありはっきりしません。また「おおわだ」の語源も、川の蛇行によってできる水の「わだかまり」つまり、川が大きくわだかまる所から来たことに由来すると言われていますが、これも定かではありません。
いずれにせよ、柳瀬川は私たち新座の大地をつくり、豊かな自然と歴史をはぐくみ、流れつづけてきました。
案内図
大和田三丁目地内~新座三丁目地内 柳瀬川